開館30周年展part2 『青と赤ー鉄と銅と炎の世界-』

開催期間:2026年8月7日(金)~2026年12月13日(日)
開館30周年展part2  『青と赤ー鉄と銅と炎の世界-』

本年は陽光美術館開館30周年として、所蔵名品展を3期に分けて開催いたします。

part2となる本展は、やきものの発色に重要な二大金属”鉄と銅”が、炎によって様々な景色を生み出す陶芸の妙をご覧いただく展覧会です。青磁、油滴天目、桃花紅、孔雀釉など、色あせない鮮やかな色彩を是非ご覧ください。

【展示内容】中国陶磁(唐~清朝) 中島青磁(現代 人間国宝中島宏)他肥前陶磁

【展示総数】30点

【会期】2026年8月7日(金)~2026年12月13日(日)

【開館時間】

平日  午前10時~午後4時

土日祝 午前10時~午後5時

※お庭のシーズン中、展示入れ替え等で営業日時を変更することがございます。予めご了承ください。

【休館日】水曜日

【入場料】一般600円 学生500円

     ※庭園との共通入場料一般1000円 学生800円

【会場・お問い合わせ】佐賀県武雄市武雄町武雄4075-3 TEL0954-20-1187

 

 

桃花紅観音瓶 清朝郎窯

翠玉彫虫活連胡芦瓶
酸化銅を微量に加えた釉薬を吹き付けて焼成、これを繰り返すことによって、複雑な濃淡が生まれ、桃の花のような、あるいは果実のような景色を生み出している。やきものにとって焼成は、その度にリスクも伴う。また費用もかさむ。それだけの労を費やしても完成させたかった桃花紅は、未だに製作の全貌が明らかになっていない、謎多き焼き物である。

油滴天目茶碗 宋時代

翠玉彫虫活連胡芦瓶
銀色の斑紋がびっしりと浮かびあがり、無数に瞬く星々のようである。茶碗の内外全面に黒釉の中に小さく丸いの斑点が現れたものを、油滴天目は水面に浮かぶ油の滴に似ていることから、油滴天目と呼ばれている。日本独自の呼び名である。釉薬に含まれる酸化第二鉄が焼成中に気泡とともに浮かび、やがて気泡が破裂し、そこに結晶が集まり丸い斑紋を作る。それが金色や銀色、青色に輝き美しい景色を作り出している。

孔雀緑釉窯変斗笠大碗 晩唐

翠玉彫虫活連胡芦瓶
孔雀緑釉は炭酸銅を呈色剤にした美しいブルーの釉薬である。
三角の笠の形を思わせるところから斗笠という名前が付く。
見込みに向かって流れる釉薬は濃淡を作り出し、底に溜まってまるで孔雀の羽の模様のようにキラキラと輝く。
一説にはサイコロを振るための遊戯盤とも言われる。